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新所長着任挨拶

太田所長_小


ご挨拶 



 このたび兵庫県立工業技術センター所長に着任いたしました太田勲(おおたいさお)でございます。
 私は、兵庫県立大学(旧姫路工業大学)工学部で長年にわたって、光・電磁波工学分野を中心に教育研究に携わってきましたが、最近は、 産学公連携活動の責任者として“学”の立場から、産業界、とりわけ地元産業界との緊密な連携に努めてまいりました。
 今年度から、図らずも公設試である当センターにおいて、“公”の立場からも産業支援を進めていくことになり、これまで以上に広い視野と深い視点を持たなければならないと心を新たにしています。
 当センターは往時に比べると研究員の数が半減していますが、技術の“かけこみ寺”として、非常に多くの件数の技術相談や機器の利活用などを通して中小企業の支援を積極的に進めています。加えて、大学等との共同研究や各種補助金を活用した革新的な技術課題の研究にも日々取り組み、地域の産業技術力の向上に貢献しています。
 折しも、アベノミクスでは「新三本の矢」の中で、「希望を生み出す強い経済」をうたっていますが、強い経済づくりには、地域の産業活性化が必須です。兵庫県も地域創生でものづくり産業の活性化を掲げております。この意味において、地元中小企業の支援をミッションとする当センターの役割は極めて重要であります。地元の産業活性化を担う最前線にある公設試の重要性を当センターの研究員一人ひとりが認識して、その役割を果たしていくことが強く求められています。
 また、今後の成長産業分野として、医療健康、航空機、水素、ロボットなどが注目を集めています。兵庫県においても、既に神戸ポートアイランドで展開されている「医療産業都市」などの医療健康分野に加えて、航空機、水素、ロボット分野の関連企業の裾野を広げ、強化していくことが重要となってきています。当センターとしては、この潮流もしっかり視野に入れた展開を図っていかなければならないと考えています。
 当センターは、大正6年に兵庫県工業試験場として発足し、来年5月で100周年を迎えます。非常に大きな節目の年となります。長年にわたって蓄積してきた技術力や企業支援のノウハウ、さらに他の産業支援機関等との連携を緊密にして、100周年に向けてブレイクしたいと考えています。
どうぞよろしくお願いします。


平成28年4月