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高精度織物読取による糸配列検査システムの開発  ~織出検査の時間と労力の削減~

背景


先染め織物は量産する前に長さ1m程度を試織し、それを熟練工がルーペにより目視確認する織出検査を実施し、幅1.8m・8,000本の色糸が設計書どおりに配列されているかを確認しています。色糸は非常に細いため、その確認には多大な時間と労力を必要としていますが、検査では、約10%程度の不具合が見つかります。2~3%は目視検査をすり抜けて本生産に入り、不良品となり、返品・買取り等の対象となり、産地の大きな損失となっています。そこで、不良品の発生による損失の低減と、織出検査の時間短縮によるコストダウンとを実現することを目標として、織出検査用の高精度織物読み取り装置の開発による糸配列検査システムの研究開発を実施しました。

成果


下記の機能を持つ糸配列検査システムを開発しました。
○超解像度画像生成機能:カメラキャリブレーションによるゆがみ補正、アフィン変換による撮影画像の傾き補正、不良箇所自動検出、クラスタリングによる色糸の識別・識別の最適化、最適な色空間の選択方法とクラスタリング方法選択等の研究。
○システム・装置の機能評価機能:比較用設計画像生成機能、織物設計ファイル読込み機能、設計画像生成機能、画像表示制御機能、解析画像、比較対象用設計画像位置あわせ機能、不良箇所表示機能、表示倍率・位置変更機能等の研究。

2011 furutani 2

研究者からのコメント


県立大学、㈱ブレインと共同研究体を構築しました。播州織産地が抱える高齢化対策として非常に期待される技術です。顕著な軽量化に成功し可搬性に優れるため展示会等では評価が高いようです。この技術を基礎に㈱ブレインではパンの画像認識に取り組み、戦略的基盤技術高度化支援事業に採択され、応用範囲を広げています。

高精度織物読取による糸配列検査システムの開発  ~織出検査の時間と労力の削減~
応用分野パンの画像認識、多様な物品の画像認識
研究体制H21-22 JST 地域ニーズ即応型(㈱ブレイン、兵庫県立大学)
担当部所繊維工業技術支援センター
担当者古谷 稔
特許取得・成果発表特許出願を検討中
TEL078-731-4033
キーワード織り出し検査、画像解析