ホーム
組織紹介
保有技術
機器利用
共同研究
技術相談
 
 
 
 
 
 
 

ロータス型ポーラス球状黒鉛鋳鉄の製造技術  ~多孔質化による軽量化と制振性改善~ 

背景


球状黒鉛鋳鉄は、強度および靱性に優れ、自動車構造部材等として使用されているが、比重が大きく、制振性に乏しいため、その用途が限定されています。球状黒鉛鋳鉄の軽量化と制振性の改善ができれば、自動車、工作機械等の構造部材として利用されている普通鋳鉄やアルミニウムなどの代替材料として用途の拡大が期待できます。
そこで、本研究では、強度を維持しつつ球状黒鉛鋳鉄を多孔質化することにより、軽量かつ高強度および高制振性を有するロータス型(レンコン型)ポーラス球状黒鉛鋳鉄の製造を試みました。


成果


ロータス型ポーラス金属の製造は、図1に示したように、固液相間の水素溶解度差を利用することにより行いました。液相で溶解していた水素が固相では溶解しきれず、凝固時に気体として放出され気孔を形成します。0.5MPaの高圧水素雰囲気下で鋳鉄を溶解し一方向凝固することにより、ロータス型ポーラス鋳鉄を製造しました。図2に得られた鋳鉄の凝固方向に垂直(左図)および平行 (右図)な断面を示しました。気孔が凝固方向に平行に伸びており、比較的均一な気孔径を有するロータス型ポーラス鋳鉄の製造ができました。

2011aoki ロータス型ポーラス


研究者からのコメント


これまでの研究でロータス型ポーラス鋳鉄の製造ができましたが、組織中の黒鉛の球状化が不十分であるため、今後は、組織の改善を行っていく予定です。

ロータス型ポーラス球状黒鉛鋳鉄の製造技術  ~多孔質化による軽量化と制振性改善~ 
応用分野自動車、工作機械構造部材
研究体制H22共同研究(㈱福田博商店)
担当部所機械金属工業技術支援センター
担当者青木俊憲
特許取得・成果発表
TEL078-731-4033
キーワード球状黒鉛鋳鉄、ポーラス金属