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飛谷出石焼の開発に関する研究

研究の背景

 国の伝統工芸品に指定されている出石焼は、透き通るような白磁として全国的に知られていますが、主原料である出石陶石の確保が重要な課題となっています。この対策として、原料の高品位化や新原料の調査研究を行っています。その中で、出石町内で新たな白色岩石が発見され、江戸時代中期(1780年代)から昭和初期まで主原料の一つとして使用されていた「飛谷石」であることが確認され、この飛谷石を使用した「飛谷出石焼」の開発に取り組みました。

研究成果と製品化事例

 飛谷石埋蔵地域の調査及び陶磁器原料としての基礎的性質、原料配合、釉薬、焼成等の製造条件を検討し、試作試験を行った結果、小鉢、湯呑み、徳利等の日用品の商品化が実現しました。これら日用品の他にタイル等の新製品開発が進められてます。


飛谷出石焼

開発年度
事業、研究名
お問合せ先 出石陶砿協同組合
無機材料部
河合 進、赤松 信、石原 嗣生、元山 宗之