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酵素処理モニタリングシステムの開発

研究の背景

 播州織は西脇市を中心に先染綿織物を生産している地場産業です。繊維加工の多くは、手触りや質感のような風合い改質を目的として行うものが多く、酵素を用いた生地の減量加工もその一つです。しかし、酵素減量加工は加工程度のコントロールが難しく、しばしば加工ミスやクレームの原因となりました。本研究では、酵素減量加工のメカニズムを検討し、モニタリングシステムを構築することから、これらの問題解決を行いました。

研究成果と製品化事例

 酵素減量加工のモニタリングは、処理液中のグルコース濃度を測定することから、可能なことを見いだしました。また、グルコースの簡易測定法による酵素減量加工処理モニタリングシステムを開発しました。


開発したモニタリングシステム

開発年度
事業、研究名
お問合せ先 繊維工業指導所
中野 恵之、平瀬 龍二、小柴 和彦
京都工芸繊維大学
木村 良晴