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製品の選好に大きな影響を与えるニオイの濃縮液の製法に関する研究

 本研究では、製品の選好に影響を与えるニオイ成分を効率的に分析するため、SAFE(Solvent-Assisted Flavor Evaporation)高真空蒸留法による皮革のニオイ濃縮液の作製と、汎用のSPME法との比較を行いました。SAFE濃縮は低温下で微量のニオイ成分を濃縮でき、ターゲットを絞った定量分析に適していることがわかりました。一方、SPME濃縮は自動化が可能で、ノンターゲット分析による迅速なスクリーニングに向いています。本研究により、用途に応じた分析前処理法の選定ガイドラインを確立でき、革製品だけでなく、地場産品の香気改善や異臭分析、消臭効果評価など幅広い分野に応用可能であることを示しました。SAFE技術を活用することで、県内外企業への差別化された技術支援が可能となります。(AIによる要約)


クロム鞣し牛革のTIC

開発年度 R6
事業、研究名 技術改善研究
公開情報 研究報告書
お問合せ先
鷲家洋彦、泉了介、松本誠、山岸憲史、杉本太、柴原正文、西村友里、原田知左子

研究報告書第34号、SAFE蒸留(Solvent-Assisted Flavor Evaporation)、SPME法(Solid Phase Micro Extraction)、ニオイ成分分析、クロム鞣し牛革、GC-MS定量分析、香気濃縮技術、皮革製品ニオイ評価、消臭・香り改善、微量成分抽出、香料・化粧品応用