研究/活用事例
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素粉末を出発材料とした新規ハイエントロピー合金の積層造形
この研究では、素粉末から作製した混合粉末を用いて、レーザ粉末床溶融凝固(L-PBF)法による新しいミディアムエントロピー合金(MEA)の創成を検討しました。Cr、Cu、Fe、Ni の4種類の素粉末を混合し、造形条件を変えて試験片を作製したところ、エネルギ密度が適正であれば高い相対密度を持つ造形体が得られることが分かりました。また、XRD解析により、造形体はFCC単相となり、レーザ照射によって粉末が溶融・合金化されることを確認しました。
この成果により、従来の高価な元素を用いない新規MEAの開発が可能であり、コスト低減や高性能化につながると期待しています。(AIによる要約)
混合粉末のSEM像
開発年度 | R6 |
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事業、研究名 | 経常研究 |
公開情報 | 研究報告書 | お問合せ先 |
大津彬 |
研究報告書第34号、ミディアムエントロピー合金、素粉末出発材料、合金化、高強度FCC構造合金、相同定・微細組織解析、コスト低減、CuCrFeNi合金、航空宇宙・医療用途、粉末冶金、3Dプリンタ