研究/活用事例
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健康経営のためのデスクワークにおける姿勢評価方法の研究
この研究では、デスクワーク中心の生活における姿勢を評価し、健康経営の観点から適切な業務姿勢を提案することを目的に研究を行っています。昨年度の成果から、日常生活の大半を座位で過ごすことが分かったため、今回は代謝エネルギー以外の指標として筋骨格シミュレーションとAPDF解析を用いて筋負荷の評価を試みました。
実験では、座位および立位の4条件で肩・首・背中の筋活動量を評価したところ、胸半棘筋の座位での負荷が10%MVCを超えることが分かりました。被験者の肩こりや猫背は、この胸半棘筋への負荷が原因である可能性があります。一方、立位条件では顕著な高負荷は確認されず、スタンディングデスクを活用することで筋負荷を軽減でき、肩こり改善につながる可能性が示されました。
本研究により、筋骨格シミュレーションの筋活動量にAPDF解析を適用することで、筋負荷を絶対評価および相対評価できる可能性が示されました。今後は他の姿勢についても評価を行い、検証を進めていきます。(AIによる要約)
デスクワークにおける胸半棘筋のAPDF解析結果
開発年度 | R6 |
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事業、研究名 | 経常研究 |
公開情報 | 研究報告書 | お問合せ先 |
福井航 |
研究報告書第34号、筋骨格シミュレーション、APDF解析、胸半棘筋負荷、姿勢評価手法、デスクワーク健康管理、健康経営、労働者の肩こり改善、スタンディングデスク導入