研究/活用事例
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新規バイオプラスチックに関する構造のシミュレーション
本研究では、油脂や廃油から合成可能な新規バイオプラスチック「FADP」の分子構造と反応機序を理論的に解明することを目的としました。量子化学計算によりモノマーや架橋構造の候補を作成し、質量分析や分光解析の結果と比較しました。その結果、FADP中で芳香族環が形成され、炭素繊維との親和性を高めている可能性を確認しました。また、紫外可視吸収スペクトルのシミュレーションから芳香族環の数を半定量的に推定する方法も見出しました。今後は分子動力学シミュレーションにより、複合材料としての特性をさらに明らかにしていく予定です。(AIによる要約)
リノール酸二量体で作成した様々な芳香族環をもつFADP モノマーの分子構造の例
開発年度 | R6 |
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事業、研究名 | 重点領域研究開発事業 |
公開情報 | 研究報告書 | お問合せ先 |
阿知良浩人、今井岳志 |
研究報告書第34号、FADP、バイオプラスチック、量子化学計算、Diels-Alder反応、紫外可視吸収スペクトル、廃油リサイクル材料、環境配慮型樹脂、炭素繊維複合材料、耐熱性向上プラスチック、サステナブル材料開発