研究/活用事例
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単一の参加者によるデザイン評価技術向上のための各指標間の因果性と影響度合いの定量化に関する研究
本研究は、単一被験者を対象に、デザイン評価で重要な指標であるCOP(重心)とEMG(筋活動)の因果関係と影響度を定量化することを目的とした。被験者は中敷きの有無で平衡機能や筋負担がどう変化するかを検討した。COP とEMG の時系列データはVARモデルを用いて解析し、Granger因果性検定、インパルス応答分析、予測誤差分散分解により、因果関係の有無、時間的影響、影響の大きさを評価した。その結果、閉眼静止立位条件ではCOP→EMGの因果関係が一部筋(CH1、CH3、CH4)で確認されたが、影響度は最大でも3%程度にとどまった。EMG→COPの因果は全課題で確認されなかった。提示した解析手法は、デザイン評価やリハビリ、筋力トレーニング効果の科学的裏付けに有効であり、今後は実験条件を整備して応用事例を拡充する必要がある。(AIによる要約)
開発年度 | R6 |
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事業、研究名 | 経常研究 |
公開情報 | 研究報告書 | お問合せ先 |
森亮太 |
研究報告書第34号、COP、EMG、VARモデル、Granger因果性検定、インパルス応答分析、予測誤差分散分解、デザイン評価、単一被験者