研究/活用事例
研究/活用事例一覧へ戻る
SDGs対応革の開発
私は、SDGs達成を目指す皮革製造業を支援するため、環境に配慮した新しい薬品を用いた製革技術の確立を目指しました。
本研究では、石油由来の薬品をバイオマス原材料(StahlYmpact)に置き換えることを試みました。また、EUで導入が予定されているビスフェノール類の環境規制に対応するため、ビスフェノール類を含まない規制対応処方を開発しました。
この規制対応処方で製造した革は、EU規制値をクリアしつつ、従来の革と風合いに遜色がないことが確認され、実用化レベルに到達しました。この革に伝統的な金唐革加工を施すことで、高付加価値化にも貢献します。これにより、タンナーのSDGsへの取り組みを支援し、EU市場を含む国際競争力強化を目指します。(AIによる要約)
開発年度 | R5 |
---|---|
事業、研究名 | 技術改善研究 |
公開情報 | 研究報告書、ジャパンレザーアワード2023選定作品 | お問合せ先 |
松本誠、鷲家洋彦、山岸憲史、杉本太、原田修 |
研究報告書第33号、SDGs対応革、ビスフェノール規制、バイオマス原材料、StahlYmpact、製革技術、金唐革、環境規制対応、国際競争力、タンナー、高付加価値化