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鋼材の火花試験を学習・訓練する CD-ROM の開発

開発の背景、目的

 鋼材の火花試験は鋼材をグラインダーで擦り、飛び出た火花の色や形を目で見て鋼材の種類が判別できる大変便利な方法です。昔から「熟練の技」として多くの現場で採用されてきています。しかし、徐々に行える人が少なくなり、技術の伝承が危ぶまれている今日、これら知識・技能をどのように伝えていくかが重要な課題となっています。
 そこで、火花試験の視覚訓練をIT 技術を活用すれば誰もが容易に判別能力を養うことのできる技術と成り得ることに着目しました。

開発結果、製品化状況

 開発した鋼材の火花試験の学習・訓練用 CD-ROM は人間の視覚による熟練技能と情報技術を融合・活用するものです。本 CD-ROM は市場の代表的な50種類の鋼材の火花像をビデオカメラを中心に撮影し、静止画・動画シーンを多数収録し、学習・訓練用としての仕組みを取り入れて完成させました。関連業界から良い評価を受けていますので、企業や学校関係に普及できる見通しです。


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開発年度 平成11年度~12年度
事業、研究名 産学官共同研究事業「視覚支援システムの開発」
お問合せ先 機械金属工業指導所
永本 正義、西羅 正芳、富田 友樹