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軟質塩化ビニル底の品質改善技術

研究の背景

 軟質塩化ビニル樹脂(PVC樹脂)製靴底は、安価で摩耗しにくい長所を有していますが、反面、配合されている可塑剤の時間的流出により、靴製品が変形したり、硬化あるいは脆化する問題がありました。そこで、皮革副産物であるゼラチンを複合することによりこの問題の解決を図りました。

研究成果と製品化事例

 1.ゼラチンをPVC樹脂に均一に分散させる表面改質技術の確立
 2.既存の混練機による均一分散技術の確立等により、PVC樹脂の劣化防止剤として、また、現在環境ホルモンとして問題になっているフタール酸系の可塑剤流出防止剤としての有用性を見出しました。
 本技術は、靴底用機能性コンパウンド樹脂の製造とその靴底製品に活用されています。


タンパク室パウダーによる機能性素材の開発

開発年度
事業、研究名
お問合せ先 開発部
安井 三雄