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超音波計測によるコードバンの自動検出装置の開発

研究の背景

 馬革の尻部にあるコードバンと呼ばれる高級な革の部位は、その他の部位となめし方が異なるため、予めその境界で切断していますが、従来その切断は熟練者の勘で行っており、実際の境界からずれて切断した場合は、廃棄する無駄な部分が生じていました。
 そこで、超音波計測によりこの境界を検出する装置を開発しました。

研究成果と製品化事例

 コードバンとその他の部位では、超音波の透過度が異なります。そこで右の写真に示すように、透過型の超音波センターを用いてコードバンの境界を自動検出し、その位置をマーキングする装置を開発しました。現在、企業の馬革切断工程で実際に稼働しております。


開発したコードバンの境界検出装置

開発年度
事業、研究名
お問合せ先 生産技術部
森山 茂樹、島津 忠、杉本 護
企画情報部
桑田 実