活用事例集

HOME > センター紹介 > 活用事例集 > 音源探査システムの開発

活用事例集一覧へ戻る

音源探査システムの開発

研究の背景

 震災発生直後には、倒壊した家屋に取り残された生存者の探索が急務ですが、二次災害の危険からレスキュー隊が倒壊家屋内に立ち入れず、外部からの捜索では限界がありました。そこで、被災者が発する音声の音源方向を探査できる救出支援システムを開発しました。

研究成果と製品化事例

 開発した音源探査システムは、右図に示すように直流モーターで回転するユニットに2個のマイクを搭載しており、人の声を検知します。この2個のマイクからの検知信号の位相ずれを抽出して被災者の方向を特定できます。その方向にテレビカメラを向けることで被災者を容易に発見でき、またスピーカーで生存者に話しかけることも可能なシステムです。


開発した音源探査システムの音源探査部

開発年度
事業、研究名
お問合せ先 生産技術部
安東 隆志