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軽量高強度金属を用いた高機能レスキュー工具の開発

研究の背景

 地震や交通事故の際に威力を発揮するレスキュー工具は、ヨーロッパなど外国製のものがほとんどであるため、小柄で非力な日本人に利用には不向きでした。そこで、レスキュー隊員のみならず一般住民でも簡単に操作できる軽量レスキュー工具を開発しました。

研究成果と製品化事例

 チタン合金の熱処理・ろう付、アルミ合金の硬化肉盛、ならびにアルミ合金表面への無電解めっき等の要素技術開発により、写真に示すような、カッターとスプレッダーからなる軽量レスキュー工具を開発しました。カッターは市販品に比較して25%、スプレッダーは30%の軽量化を達成しています。本格的レスキュー工具としては国産初であり、マロール株式会社(神戸市)と共同で製品化を行いました。


開発した軽量レスキュー工具

開発年度
事業、研究名
お問合せ先 機械金属工業指導所
富田 友樹、永本 正義、後藤 浩二、西羅正芳