活用事例集

HOME > センター紹介 > 活用事例集 > 先染織物における小ロット化対応への製織技術の開発

活用事例集一覧へ戻る

先染織物における小ロット化対応への製織技術の開発

研究の背景

 色糸を経糸に用いたシャンブレー織物のロット変更には織機上の経糸を交換する必要があるため、多大な時間と労力を有するという問題がありました。経糸を一定(晒糸)とし、緯糸に色糸を用いることにより、ロット変更は容易になりますが織物性能(色調、滑脱抵抗力など)が変化する可能性があります。本研究では、織物性能と規格の関連を明らかにし、小ロット化に対応した製織技術の開発を行いました。

研究成果と製品化事例

 問題であった織物色調は、緯糸を太くし、織密度を大きくすることにより改善しました。織物の滑脱抵抗力は緯糸を太くし、織密度を大きくするのに伴って強くなりました。また、緯糸密度および太さの大きな規格を用いることにより、小ロット化に対応できました。


よこ糸密度、太さと織物色調の関係

開発年度
事業、研究名
お問合せ先 繊維工業指導所
平瀬 龍二、竹内 茂樹