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ディスプレイ対応バーコードリーダによる倉庫管理システム

開発の背景、目的

 従存のタッチパネル、バーコードを利用した倉庫管理システムでは、以下の問題があります。
システムを使用する者には、

  • 手袋を脱いでバーコード帳をめくる必要があり、使いづらい。
  • バーコードリーダとキーボードを併用する必要があり、操作性が悪い。

システムを管理する者には、

  • 物品・担当者変更ごとにバーコード帳の整備が必要で、メンテナンスが大変。
  • 工場等で使用する場合、タッチパネルは、粉塵、油汚れで故障しやすく、コスト高になる。

 こうした使用者、管理者双方にとっての問題を解決するため、紙上のバーコードだけでなく、ディスプレイに表示されたバーコードも読み取り可能なバーコードリーダを用いる倉庫管理システムを赤松産業㈱と共同で開発しました。

開発の結果、製品化情報

 開発したディスプレイ対応バーコードリーダを用いる倉庫管理システムは、以下の長所があります。

  • バーコードリーダだけで操作が可能であるため、容易に操作ができる。
  • バーコード帳が不要であるため、操作性がよく、メンテナンスが簡単である。
  • 粉塵、油汚れに強いため、故障しにくい。

 現場の作業者にとっては、特別なトレーニングをすることなく使いこなせる非常に使い勝手の良いシステムです。また、工具等の物品の故障管理、使用状況管理も同時に行え、管理者にとっても非常に有用なシステムです。
 現在、この倉庫管理システムについて特許を申請中です。


図1 工具を返却しようとしている一画面例

開発年度 平成15年度
事業、研究名 企業との共同研究
お問合せ先 共同研究企業:赤松産業㈱
兵庫県立工業技術センター
三浦 久典、北川 洋一、小坂 宣之