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靴底の柔軟性測定技術

背景、目的

 一般的な靴は、木製あるいはプラスチック製の靴型の周囲に靴底と足の甲を覆う生地を貼り合わせ、最終的に靴型を抜き取って製造されます。そのため、靴型とその靴型を基に製造した靴の形状は密接な関係があります。一方、靴を履いた場合に、足の裏に感じる感覚は人それぞれですが、靴底の素材に因るところが大きいと思われます。そこで、靴底の柔らかさを計測するため、靴型を利用した靴底用の柔軟性を測定する技術を開発しました。

成果、製品化状況

 測定機は支持部と治具部から成り、治具部は他の部品に変更することが可能です。図中の治具部にはプラスチック製の靴型を取り付けていますので、これを対応する靴底に押し当てると靴底の全体的な柔軟性を測定することができます。また、治具部を図の靴型より小さい部品に変更し、靴底の部分的な柔軟性を測定することができます。
 測定機の支持部は、材料試験機と接続されていますので、試験機に付属のデータ処理装置を使用し、靴底の性質を数値化することができます。例えば、サイズ等の形状が同じで素材のみが異なる靴底について、反発力の大きさを比較することができます。また、靴型を靴底に押し当てる操作を繰り返すことにより、靴底用素材のひずみ等の耐久性を評価することができます。
 現在、各種靴底の測定結果を新規な室内履き用靴に活用し、顧客の要望に応じた靴作りに活かされています。


靴底の柔軟性測定の様子

開発年度 平成17年度
事業、研究名 企業との共同研究
お問合せ先 快足館
兵庫県立工業技術センター
鷲家 洋彦、中川 和治、山中 啓市