研究/活用事例
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伸長式机・椅子「スクールファニチャー」
背景、目的
旧神崎町(現上河町)から地元の檜間伐材を使った小学校用の机と椅子の開発依頼がありました。全学年に対応するため、椅子、机とも高さ調整可能であり、また児童でも移動できるようにするため、部材の厚さをできるだけ薄くし、軽量化する必要がありました。
板厚を薄くすると強度が落ちるのに加え、板の収縮も大きくなります。そこで、強度保持のための組み手方法や形状収縮による断裂を避けるための形状、さらに倒立を防ぎ、動線を確保しながら外観上の美観を保持する方法についてアドバイスしました。
成果、製品化状況
下図のアドバイスをもとに、設計変更し試作したところ、JISの椅子強度試験をクリアしました。
(有)宮田木工所が商品化して小学校用の机と椅子が地域の小学校に納入されました。
この製品はそのデザインが評価され、「中播磨ものづくり大賞」を受賞しています。

アドバイス内容

製品の使用風景

製品の外観
| 開発年度 | 平成16年度 |
|---|---|
| 事業、研究名 | 技術支援 |
| お問合せ先 | (有)宮田木工所 |
| 兵庫県立工業技術センター 後藤 泰徳 |
