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ディスプレイ上コードの 読み取り可能なバーコードリーダー

背景、目的

 一般的なデータ入力機器としては、キーボード、マウス、タッチパネル等があります。工具等物品管理システムなど、製造現場で使用する場合には、粉塵、油、手の汚れで故障率が高くなったり、手袋を脱がなければ使いにくいといった操作性の問題などがあります。また、使用者がシステムの使い方を習得するために多くの時間と労力が必要となります。このため、タッチパネルなどに代わる新たなデータ入力装置として、ディスプレイ端末に表示されたバーコードを読み取ることができるバーコードリーダーを開発しました。

成果、製品化状況

 通常のバーコードリーダーがなぜディスプレイに表示されたバーコードを読めないかを解析しました。そして、バーコード照明用LED光が管面に反射してバーコード読取に悪影響を及ぼすことやその他種々の原因を明らかにし、それらに対し解決策を検討しました。その結果、紙面上のバーコードとディスプレイに表示されたバーコードの両者を読み取れるバーコードリーダーを開発することができました。
 このバーコードリーダーを使用した物品管理システムやノウハウ管理システムの開発・商品化を進めており、赤松工業(株)の工具管理システムのデータ入力装置として使用されています。(特許申請中:特願2003-045086)

開発年度 平成14年度
事業、研究名 企業との共同研究
お問合せ先 共同研究企業:赤松産業(株)
兵庫県立工業技術センター
三浦 久典、小坂 宣之