関節駆動型マネキン

ファッションモデルのようなマネキン型ロボット

　ファッションモデルのようにポーズをとる、スリムなマネキン型ロボットです。
　ロボットベンチャー企業やファッション産業の集積する神戸の産業振興を目的に、お洒落なロボット開発を目指しました。

３次元CADによるデザイン

神戸にふさわしいロボットを

　兵庫県の中でも神戸はロボットベンチャー企業がさかんです。地元には有志企業による神戸RT（ロボットテクノロジー）研究会があります。また、アパレル企業が集積し、ファッションに対する感度が高い都市でもあります。そこで、この両者を融合するような神戸にふさわしい人型ロボットの開発を行うことで産業振興ができないか、という想いからこのプロジェクトはスタートしました。

技術的な特徴

　肩や足首をはじめ、各関節はとても細く、これまでになく簡潔でスリムな骨格機構をもつロボットです。例えば脚は、金属製フレームによる平行リンク方式を採用することで、強度と可動性を確保しています。さらに両脇に筋肉に相当する電動シリンダー2基を金属製フレームにぶら下げるように配置することで、脚の振り上げや膝の曲げといった運動性能と臑や足首の細さといったスタイリングの両立を実現しています。

活用先

　今後は外装の開発に取り組み、ショーウィンドウで動くマネキンとしての活用や大型商業施設や商店街、高齢者施設でロボットシアターとしての活用を目指しています。