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2次元近赤外線センサを用いた高精度かつ
低コストな人体の位置同定システム

高齢者の見守りに適したセンサを実現

 2次元マトリクスに分割されたエリアからの近赤外線を検出できる天井埋込型センサにより、人体の位置や姿勢、動線を高い信頼性で認識できるシステムです。高齢者の室内での事故や離床、徘徊などの早期検知が可能です。
旭光電機株式会社と共同開発しました。


開発した天井埋込型センサ(右側)とインタフェースモジュール

研究開発の背景

 高齢者の人口比率の拡大に伴い、日常生活での高齢者の転倒や発作事故、徘徊などを、センサによりいち早く検知する需要が高まっています。
 そこで、自動ドア用センサとして旭光電機株式会社が開発してきたマトリックス型センサ(6×12 個に分割されたエリアからの近赤外線を個別に検出可能)を利用し、居室内での人物の位置、動線検出が可能な人体位置同定システムを開発しました。


実証実験の様子と検知結果

本システムの特長

 本システムは、天井埋込型センサと動線認識アルゴリズム等から構成され、検知エリア内のどこに人が居るか等の情報が容易に得られます。
 また、

  • 近赤外線検知エリアの面積と強弱により、立っているか、座っているか、倒れているかを識別可能。
  • 出力データは、検出点や動線の情報のみで画像はなくプライバシーが保護される。

などの優れた特長を有しています。
 障害者自立生活支援住環境モデルを利用し、家屋内の6か所に本センサを設置して行った実証実験では、狭隘空間での赤外線誤検知があったトイレを除いて、歩行動作を100%検知できました。

製品展開に向けて

 グループホームなどの高齢者介護施設では、本システムにより入居者の離床や異常発生をいち早く検知できると考えられることから、高齢者の見守りシステムとしての展開を進めております。

開発年度 平成22年度
事業、研究名 情報技術(研究成果)
平成22年度 経済産業省新規産業創造技術開発事業
お問合せ先 ■旭光電機株式会社
神戸市中央区元町通5-7-20
Tel.078-341-1837 
Fax.078-351-2545
■兵庫県立工業技術センター
生産技術部 三浦 久典、中里 一茂
技術支援室 松本 哲也