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3Dプリンタによる試作開発事例

3Dプリンタ

 ここ最近、米国でのものづくり戦略やベンチャー企業などによる低価格3Dプリンタの出現などを背景に、ものづくり技術への3Dプリンタの活用が大きく注目されています。
 現状は主に製品等の試作・開発サンプルへの活用が多く、詳細な事例を紹介することは難しいですが、一例をご紹介します。


3Dプリンタ(樹脂積層型三次元造形装置)

試作開発事例

 小学校教材や科学工作キットを製造販売している株式会社 大和科学教材研究所では、日々新しい教材の開発が求められていますが、製品の開発においては、教材部品等の試作・検討が欠かせません。特に、学習教材では、低価格での提供も重要な要素であり、試作工程の効率化・納期の短縮化がコストに大きく関わってきます。
 今回、図画工作科教材「コリントゲーム(ピンボール)」の試作に3Dプリンタを用いて製品開発を行いました。
 教材製品のため、使用者が部品を組み立てることが前提であり、各部品がスムーズに組み立てられ、組立後に問題なく動作することが重要となります。
 各部品の3Dデータを作成し、3Dプリンタによりモデル造形を行いました。モデル材料は半透明のものとし、組み立て・動作検討時に部品の位置や部品同士の噛み合わせ等がわかりやすくなっています。
 用いた3Dプリンタは積層ピッチが30μmで、約2時間で造形ができました。試作(造形)モデルの表面状態は滑らかで、部品同士の噛み合わせも問題なく検証出来ました。
 3Dデータから試作モデルまでのタイムラグが少なく、迅速に検証モデルが入手できたことで、製品化までの期間も大幅に短縮出来ました。


3Dプリンタで造形した試作パーツ


完成した製品パーツ


最終製品

開発年度 平成25年度
事業、研究名 試作開発(テクノトライアル事業)
お問合せ先 ■株式会社大和科学教材研究所
大阪府大阪市平野区流町4-6-13
Tel.06-6709-2864 
Fax.06-6799-3273
http://www.daiwa-e.com/
■兵庫県立工業技術センター
生産技術部 兼吉 高宏