研究/活用事例
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播州織の高付加価値化のための新規意匠糸の開発
本研究では、繊維産業の環境負荷低減の重要性を踏まえ、播州織の高付加価値化に向けてカバーリング意匠撚糸機を用いた意匠糸とカバーリング撚糸の製作・評価を行いました。意匠糸としてループ糸を作製し、オーバーフィード倍率を変化させることで緯縞模様を表現しました。また、カバーリング撚糸は芯糸の巻き付きを調整することで伸縮性のある織物を作ることができました。これらの糸を用いて試織した生地の風合いは、学生によるSD法評価で最も好ましい組織パターンを選定しました。さらに、選定した生地を用いてワンピース、ボレロ、キャミソールを試作し、作品は日本繊維製品消費科学会の年次大会で発表しました。本研究により、糸からの差別化による産地企業の商品開発支援が可能であることを示すことができました。(AIによる要約)
試織生地(赤色・橙色・桃色)
開発年度 | R6 |
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事業、研究名 | 技術改善研究 |
公開情報 | 研究報告書 | お問合せ先 |
東山幸央、岩崎希祐、新田恭平、吉田和利 |
研究報告書第34号、撚糸技術、意匠糸・ループ糸、カバーリング撚糸、繊維試織・風合い評価、クレープ・ツイード調織物、撚糸による高付加価値化、播州織商品開発支援、意匠糸活用製品、クレープ・ツイードジャカード生地、ファンシーヤーン応用事例